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ADHDに関する説明と私の事情【大人の発達障害】
こんにちは!ひかり(@ichi_tenn)です
今回は、私自身の特性の話をさせていただきます。
最初に簡単に説明すると、私は現在30歳。
20歳をすぎてからADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断を受けました。
現在進行形で、ADHDの治療を進めています。
今回は少しでもADHDの人がどのようなことに困るのか伝われば良い…と思いながら、自由に書いていきます。
尚、私は当事者であり、医療従事者等専門家ではありません。
今回記載している専門知識的なものは、Notion AIによる回答やこれまで治療のためにと自身で調べたもの、診察やカウンセリングで教わったことです。
あくまでも体験談として読んで頂き、なにかお役に立てれば幸いです。
TABLE OF CONTENTS
はじめに】ADHD(注意欠陥・多動性障害)とはどんな障害?
ADHDは、脳の神経伝達物質の働きに異常があることが原因で、注意力や集中力、衝動のコントロールが困難になる障害です。
主に子どもに多く見られ、成人にも継続する場合があります。
また、大人になるまで診断がされない、発見するのが遅れるという場合が多くあるそうです。
先天性の脳の障害とされていて「ADHDの傾向がある」という診断のされ方をする場合もあります。
ADHDの症状とされるもの
ここではADHDの症状として挙げられるものを一部紹介します。
もちろん症状の出現は人によってさまざまで、一部の症状が顕著に出ている場合と、一部の症状は出ていないという場合などもあると本を読み知りました。
以下は、ADHDの症状としてよく取り上げられるもので、私個人のものではありません。
- 集中できない、すぐに飽きてしまう
- 気分や行動がコントロールできない
- 言動が行き過ぎる、手や足が動き回る
- 組織力がなく、時間管理ができない
- 目的意識が弱く、目標に向かって取り組めない
- すぐに刺激に反応してしまう
- 隣の人の話を聞かずに自分の話をする
- ついつい正直になりすぎてしまう
- 一つのことに集中できず、同時に複数のことをやってしまう
- 焦りやすく、我慢できない
- 計画の立て方や習慣の形成が苦手
- 忘れっぽく、物事の順序を間違える
- 細かい視覚情報に意識が向きやすい
- 短期的な報酬に惹かれる
- 目についたものにすぐに飛びついてしまう
- 睡眠障害があることがある
- 神経質になりやすい
- 被害妄想や不安を感じることがある
- 自分の感情や思考に気づきにくい
- 人とのコミュニケーションが苦手
これらの症状は日常生活に悪影響を及ぼし、学校や職場での人間関係、パフォーマンスにも悪影響を与える可能性があります。
しかし、ADHDの診断を受け適切な治療法を支援者とともに探すことで、症状の改善が期待できるとされています。
また、ADHDの治療には時間と本人の努力が必要で周囲からの理解が支えとなります。
実際に、私も良き理解者の存在が治療の支えとなっています。
心より感謝申し上げます。
ADHDに対する私の認識と周りからの理解
ADHDなどの発達障害と呼ばれるものは、色んな意見がある様子がネット上を見ていても、他の場面でも感じられます。
障害ではあるけれど特性でもあることはいろいろな書籍でも説明されていますし、特性であることを受け入れれば治療にも前向きに取り組めると感じます。
まずは自分にハンディキャップがあること、目に見えないハンディキャップを抱えている人が世の中にたくさんいると理解してもらうこと、それが私の一番の願いです。
もちろん、私自身も治療をする努力は続けますし、私自身が何に困っているのか、どんな特性があるのかを自分でよく理解する必要があると考えています。
自分でよく理解し、困った時は人に伝えられるようになること。
それはひとつの目標でもあります。
また、ADHDであるにしろないにしろ、みんな何かしらの生きづらさを感じていることは重々承知しています。
なぜADHDを公表しているのか
発達障害は、だいぶ広まってきているものではありますが、まだ理解されていない部分も多くあると感じます。
私がADHDの当事者であるというのは、この2年ほどで公表したり、大切な人に伝えるようになりました。
その理由は、目に見えないハンディキャップを抱えている人がいることが理解されていくことで、当事者もその周りの人たちも過ごしやすくなる環境ができていけばいいという気持ちからでした。
ADHDは「甘え」ではないの?
よく、私自身社会に出た時に言われることがあったものとして
「ADHDって、ただの甘えじゃないの?」
という意見がありました。
それを踏まえて私は、主治医に「ADHDは甘えですか?」と質問したことがあります。
主治医の回答は
「決して甘えじゃない。先天的に、脳の中がいつも散らかっているような状態。障害であり、病気ではない。生きづらい。」
確かに私も最初は理解、受容するまでに時間はかかりました。
ですが、はじめて診断された時に涙が止まらなかったんです。
それは、今まで自分が周りと違うと感じたり、あまりにも辛い出来事が多発したり、みんなができることができないと感じ自己肯定感が異常に低かったり、自責概念に襲われることが多々あったからです。
「この状況に、私の苦しさに名前があった。」
そう気づいた瞬間、肩の荷が降りるようでした。
ADHDの二次障害
ADHDは障害ですが、その事実を受け入れられなかったり、生きづらさを抱えたままに過ごすことで二次障害が出る場合が多くあるとされています。
例に挙げられるのは
- うつ病
- 双極性障害
などの精神疾患です。
ADHDの診断は主に心療内科にて行われます。
ADHDを専門としている医師もいて、私の主治医もADHDなどの専門医です。
この記事を読んでくださった方に伝えたいこと
今回は私の経験も踏まえてADHD(注意欠陥・多動性障害)についての一部を紹介しました。
この記事を読んでくださった方に伝えたいのは、目に見えない障害、ハンディキャップを抱えている人がいるということです。
また、診断されないまま生きづらさを抱えている人も多くいます。
私は成人してすぐに診断され治療を受けているので、もしかすると早い段階で適切な対処や支援をしていただけたのではないかと思っています。
もし、あなたの周りにADHDなどの障害を抱えている人がいれば、もちろんできる範囲で構いません、理解をしてあげたり、寄り添ってあげたりといったことをしてみてあげてください。
私自身もADHDですが、私はADHDに限らず、さまざまな方に寄り添える人になりたいです。
それは、助けて貰って嬉しかった、本当に助かったという思い出が私の中にあるからです。
まとめ
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも「目に見えない障害」について理解してもらえたら幸いです。
頭の片隅にでも残るなら、この記事を書いた甲斐があります。
また、日頃助けてくださる方々にこの場でお礼を言わせてください。
いつもありがとうございます。
いいこと日記もたまにつけています。